みらいワークスがプロフェッショナル人材の将来キャリアに関する調査結果を発表

  • 2022年11月1日

プロフェッショナルなスキルを持つフリーランスや副業人材の働き方をサポートする株式会社みらいワークス(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡本祥治氏)は、業務委託で働く30代100名に対し、今後のキャリアに関する意識調査を実施し調査結果を公表した。

各設問に対する回答サマリーは以下の通り。

調査サマリー

アンケート調査の対象や調査方法
・調査概要:プロフェッショナル人材のキャリアに関する意識調査
・調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
・調査期間:2022年8月18日〜2022年9月1日
・有効回答:業務委託で働く30代100名
・対象職種:エンジニア、PM/システム企画開発、事業企画・事業開発、マーケティング、営業、WEBディレクター、人事、広報・IR、コンサルティング、財務・経理、法務、総務、経営企画、専門職
「Q1:業務委託人材として何歳まで働きたいと思いますか?」

業務委託としての引退時期に関する設問に対しては以下の結果となり、全体の半数以上が「56歳以降も働きたい」との意向を示していることがわかった。一般企業の定年が65歳であることも背景に、業務委託として働く場合も高年齢まで働く意向が強いことが伺える。

【回答詳細】
・40歳…5.0%
・41歳~45歳…4.0%
・46歳~50歳…9.0%
・51歳~55歳…12.0%
・56歳~60歳…20.0%
・61歳~65歳…18.0%
・66歳~70歳…4.0%
・71歳以上…11.0%
・わからない…17.0%
「Q2:回答した年齢まで働く理由を教えてください」

Q1の「何歳まで業務委託として働きたいか?」の理由を尋ねた設問では、「年金が出るまで働きたい」「人生100年時代だから」「収入がなくなることが不安」といった経済的な理由による回答が多い傾向。一方、40代のうちに委託としての働き方を終えたい人のなかには「稼げるうちに稼ぐ」といった意見も見られ、スキルを活かして実力主義で働きたいと考える人も一定数いることがわかる。

【回答詳細※自由回答・一部抜粋】
・46~50歳まで働きたい…生活のため。稼げるうちに稼ぐ。早期リタイアを目指しているので。
・51~55歳まで働きたい…余生をもっと楽しくすごしたい。
・56~60歳まで働きたい…年金が出る年齢まで働きたい。
・66~70歳まで働きたい…人生100年時代だから。目標を達成しつくしたいから。
・71歳以上まで働きたい…収入がなくなることが不安だから。
「Q3:今後の将来のキャリアについて不安を感じていますか?」

業務委託で働いた場合の今後の将来キャリアに関する設問では、全体の82.0%が「将来のキャリアを不安視している」と回答した。業務委託契約は、長くても1~2年程度の契約であり、なかには1ヶ月ごとの更新になるケースもあることから「いつ契約を切られるかわからない」といった不安な気持ちを抱いているスタッフも多いようだ。

【回答詳細】
・非常に感じている…41.0%
・やや感じている…41.0%
・あまり感じていない…16.0%
・全く感じていない…2.0%
「Q4:Q3で「非常に感じている」「やや感じている」と回答した方に、あなたが将来のキャリアについて抱える不安を教えてください」

業務委託としての今後のキャリアに不安を感じる理由としては、以下の回答例にあるように「フリーランス環境の競争激化」「若手人材に仕事を奪われる」「長期的に案件を獲得できる保証がない」など、やはり「長期で働けないかもしれないリスク」を不安視する声が多かった。「仕事を休めない」「病気をしたときの保障がない」といった声も多く、一般企業の正社員と比較し、報酬が高い一方で福利厚生などの保障がない点に不安を抱える業務委託スタッフも少なくないことが見てとれる。

【回答詳細】
・フリーランス環境の競争が激化する…52.4%
・若手人材に仕事を奪われる…51.2%
・クライアントの求めることが高度化していく…42.7%
・長期的に案件を獲得できる保証がない…42.7%
・情報をキャッチアップし続ける自信がない…39.0%
・仕事を休めない・断れない…37.8%
・負傷・疾病時の補償がない…26.8%
・その他…1.2%
・わからない/答えられない…1.2%
「Q5:Q4でわからないと回答した方に、将来のキャリアについて抱える不安があれば自由に教えてください」

前項で「不安を感じている理由がわからない」と回答した人に対し、将来の不安について自由回答してもらったところ、「業界でどこまで通用するか不安」「仕事がもらえないかもしれない」「事業の先細り」など、自分が働く業界の将来像を不安視する声も多い。

【回答詳細※自由回答一部抜粋】
・61~65歳まで働きたい…業界で自分の力が何年通用するのかわからないので。仕事がいつまでもらえるか分からない。今後日本で安定した職業が減っていくと思うから。
・66~70歳まで働きたい…新しい進化に対するリスク対策が大変である。
・71歳以上まで働きたい…健康。貯金。
・分からない…その事業の先細りが見えてきているため。
「Q5:今後年齢が上がるにつれて自身の報酬が上がっていくと思いますか?」

将来の収入に関する設問については、約半数の人が「自分の報酬は上がっていくと思う」と回答し、前項で将来の不安を抱える一方で「自身の報酬には期待している」様子も垣間見える。

【回答詳細】
・上がっていくと思う…48.0%
・変わらないと思う…35.0%
・下がっていくと思う…9.0%
・わからない…8.0%
「Q7:Q6で上がってくと回答した人に、上がっていくと思う理由を教えてください」

前項で「報酬が上がっていく」と回答した人に報酬が上がると思う理由を聞いてみると、もっとも多い回答は「年齢が上がると信頼も積みあがる」「仕事の経験値が増え業務の幅が広がる」といったポジティブな回答が多い。また、約半数の人は「年齢が上がると相場も上がる」と想定しており、やはり将来に不安を抱きながらも、報酬については希望的観測が強い傾向が見られた。

【回答詳細】
・年齢が上がるにつれて信頼が上がるから…70.8%
・これまでの経験により仕事の選択肢が増えるから…64.6%
・1つの専門領域に詳しくなっているから…64.6%
・年齢が上がるにつれ相場も上がっているから…52.1%
・これまでの経験により業務を効率的に進められるようになるから…43.8%
・その他…2.1%
・特にない/わからない…0.0%
「Q8:業務委託として働く際に案件を選ぶ上での観点を教えてください」

「業務委託の案件を選択するポイント」について尋ねたところ、もっとも多かった回答は「妥当な単価」が60%で、つぎに「クライアントとのコミュニケーションのとりやすさ」が54%と続く。前段の「何歳まで働けるか?」や「将来の収入が不安」といった回答とも連動しており、収入重視の選択基準が優先されていることが伺える。一方で、人脈や専門領域外にもチャレンジしたいといった積極的な意見も見られた。

【回答詳細】
・単価が妥当か…60.0%
・クライアントとのコミュニケーションの取りやすさ…54.0%
・稼働率(稼働時間)が妥当か…53.0%
・自身の専門領域であるか…51.0%
・人脈が広がりそうか…48.0%
・専門領域外といったチャレンジングな内容か…35.0%
・常駐型かリモートか…31.0%
・その他…1.0%
・わからない/答えられない…0.0%
「Q9:Q8以外に業務委託として働く際に、案件を選ぶ上での観点があれば自由に教えてください」

Q8の設問での自由回答を求めたところ、「自分の成長やスキルアップにつなげたい」といった意見や「クライアントとの信頼関係を重視したい」といった意見も聞こえてくる。

【回答詳細※自由回答一部抜粋】
・56~60歳まで働きたい…安定してこなせる内容と自分の成長に繋がる部分のバランス、リソースと単価の配分を考えて判断する。自分のスキルが活かせるか。働きやすさ、人間関係。お休み。
・66~70歳まで働きたい…デメリット対策を事前にしやすいこと。
・分からない…クライアントとの信頼関係。業務にかかる時間と単価との兼ね合い。なるべく自分自身の経験と知識が役立てられて貢献できる可能性が高いかどうか。
「Q10:案件を効率的に選ぶために最も必要なものは何だと思いますか」

業務委託として安定的な収入を得るためには、継続して案件を獲得しなければいけない。Q10の設問では「案件を効率的に選ぶために必要な要素」について尋ねた。もっとも多い回答は「直接人脈」で49%。つぎに「エージェントの29%」が続くが、やはり自分のスキルを認めてもらえ、かつコミュニケーションが取れる直接案件が継続獲得のポイントであることが見えてくる。

【回答詳細】
・直接人脈…49.0%
・エージェント…29.0%
・案件紹介プラットフォームサービス…20.0%
・その他…2.0%

まとめ

今回の調査では、エンジニアや営業・マーケティング、webディレクターなど多岐にわたる職種で働く業務委託スタッフを対象に調査がおこなわれた。対象が30代であったことから、プロフェッショナル人材として第一線で活躍する一方で、将来的な収入の不安や案件を継続して受注できるかどうかなど、さまざまな不安を抱えている状況が見えてきた。

回答を見ると「将来のキャリアを不安視している」といった回答が全体の8割以上を占め、やはり収入と仕事の不安定さを抱えながら業務委託として働かざるをえないのが実態のようだ。一方で「自分の報酬は将来的にはアップする」と考えており、不安要素と希望的観測が合致しない現状も垣間見える。

今後、業務委託のプロフェッショナル人材として安定的に働くには「単価と稼働時間とのバランス」や「クライアントとの関係強化」も大切なポイントになってくるだろう。業務委託人材が豊富な人脈を作り生活と仕事を安定させるためには、自分の人脈だけに頼ることなく人脈作りのきっかけとなるサービスやプラットフォームの利用も視野に入れる必要があるのかもしれない。

株式会社みらいワークスの概要

企業名株式会社みらいワークス
代表者代表取締役社長 岡本 祥治氏
所在地・TOKYO OFFICE 〒105-0001 東京都港区虎ノ門4-1-13 Prime Terrace KAMIYACHO 2F

・OSAKA OFFICE 〒541-0053 大阪府大阪市中央区本町4-2-12 野村不動産御堂筋本町ビル 8F

事業内容「日本のみらいの為に挑戦する人を増やす」をミッションに掲げ、プロ人材のマッチングサービスを提供している。さまざまなスキルを持つプロフェッショナルな人材が正社員や業務委託などのあらゆる働き方、そして都市部や地方など、働く場所にとらわれずに活躍できる社会を目指す。

・人材採用、調達支援

・プロフェッショナルに特化した人材サービスとソリューションサービスを提供

※登録プロフェッショナル42,000名、クライアント3,800社(2022年9月30日時点)

※有料職業紹介事業許可証 13-ユ-305507

※労働者派遣事業許可証 派13-305405

サービスサイト・フリーランスのマッチングサービス「フリーコンサルタント.jp」https://freeconsultant.jp/

・お試し稼働付き転職支援サービス「大人のインターン」https://otona-no-intern.jp/

・転職支援サービス「プロフェッショナルキャリア」https://professional-career.jp/

・転職力を上げるためのキャリア情報サイト「FIND CAREERS」https://www.findcareers.jp/

・地方副業Webプラットフォーム「Skill Shift」https://www.skill-shift.com/

・地方転職Webプラットフォーム「Glocal Mission Jobs(GMJ)」https://glocalmissionjobs.jp/

・地方で働くことを考えるニュースサイト「Glocal Mission Times」https://www.glocaltimes.jp/

公式サイトhttps://mirai-works.co.jp/

◆参考URL/画像引用元:30代業務委託人材の8割超が「将来のキャリア」を不安視! 現役引退は、20%が「56歳~60歳」、11.0%が「71歳以上」を想定

◆情報の出典元:「株式会社みらいワークス」URL:https://mirai-works.co.jp/

 

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